今日の患者様 ③
2026/02/23
小学生の腰痛
小学生の腰痛。その原因は「冷え」でした。
「小学生で腰痛?」
そう思われる方も多いかもしれません。
今回来院されたのは、小学高学年の女の子。
「2週間ほど前から腰が痛む」と、祖父と一緒に来院されました。
詳しくお話を伺うと、
何かの動作で腰を痛めた覚えはなく、激しい運動をしたわけでもありません。
転倒や事故、ケガなどもなく、ご本人もご家族も「原因がわからない」と困っているご様子でした。
前にかがむ、反らす、ひねるといった動作を確認しても痛みは出ません。
しかし、座るとき、そして座った状態から立ち上がるときだけ痛みが出るという特徴がありました。
痛む場所は「お尻の真ん中あたり」。
仙骨部周辺です。
年齢的に生理との関係も考え確認しましたが、まだ始まっていないとのことでした。
体を診て見えてきたこと
座位で触診すると、腰の下部から仙骨部にかけて張りが強く、硬さが目立ちます。
仰向けで腰の下に手を入れて軽く持ち上げるように触診すると、
「少し違和感がある」との反応。
さらに全身を診ていくと、
体全体がひんやり冷たく、脈は深く沈み、
腹部にも本来の温かさがありません。
足元を触ると、足先から太ももまで冷えが強く、冷えが下から上へ上がっている状態でした。
「足、冷えている感じはある?」
と本人に尋ねると、
「うん、わかる」
と、はっきり自覚がありました。
今回の腰痛の大きな原因は、
**成長期の体に入り込んだ“冷え”**だと判断しました。
冷えは、大人だけの問題ではありません
冷えというと、大人や女性の悩みと思われがちですが、
最近は子どもでも冷えが原因で不調を起こすケースが増えています。
冷暖房の効いた環境、薄着の習慣、
体を温める下着や衣類を身につけない生活。
一見快適でも、体の深部は意外なほど冷えています。
子どもは自分の体調をうまく言葉にできません。
「なんとなく腰が痛い」
「違和感がある」
そんな曖昧な訴えの裏に、冷えが隠れていることも少なくありません。
施術とご家庭でのケア
施術では、体の内側から温まることを目的に鍼施術を行い、
特に足腰の巡りを良くするツボにお灸を施しました。
施術が進むにつれ、足元がじんわり温かくなり、
「さっきより楽」
と、表情もやわらぎました。
ご自宅でもケアができるよう、お灸のツボをお伝えし、
「体が冷えない服装を意識してみようね」
とお話ししました。
保護者の方へ 〜こんな腰痛は要注意です〜
子どもが「腰が痛い」と言うと、
「成長痛かな」
「そのうち治るだろう」
と様子を見ることも多いと思います。
ですが、
・動かしても痛くない
・座る、立つときだけ痛がる
・原因がはっきりしない
このような腰痛には、冷えが関係していることがあります。
一度、お腹・腰・足先を触ってみてください。
冷たく感じる場合、体は冷えています。
小学生の不調と、更年期世代の不調はつながっています
実は今回のような「冷えが原因の腰痛」は、
子どもだけの問題ではありません。
当院に来られる更年期世代の女性の方々も、
原因がはっきりしない腰痛や下半身の違和感を訴えられることが多くあります。
子どもの頃からの冷えや体質は、
年齢を重ねるにつれて形を変え、表に出てきます。
痛みの原因は、痛い場所そのものではありませんでした。
体はすべてつながっています。
冷え、巡り、緊張、生活習慣。
それらが積み重なり、ある日「症状」として現れます。
当院では、
「なぜ今、この症状が出ているのか」
を一緒に確認しながら、体を整えていきます。
ご相談・ご予約について
子どもの体の不調は、
「様子を見ていいのか迷う」
「どこに相談したらいいかわからない」
ということが少なくありません。
当院では、痛みのある場所だけでなく、
体全体の状態や冷えを含めて丁寧に診ています。
気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
早めに整えることが、これからの体を守ることにつながります。
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のぶ はり灸院
住所 : 大阪府大阪市住吉区大領3-8-29
電話番号 : 090-2654-9491
長居にて冷えの予防とケア
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